4年生WISK結果と学校にお願いした対応

発達障害の育児

息子(ぼー)がWISK-Ⅳ(ウイスクフォー)という発達検査を受けたのは小4の夏休み前でした。(予約したの遠い昔ですっかり忘れていたよ(¯―¯٥))

 

ぼーは、初めてのことや、何をするのかわからない場所に行くのが苦手なので、車に乗ってから検査が始まるまで、ずっと同じ質問をしてきます。

 

「何すんのかなー」

「計算とかあるかなー」

 

流石にうんざりするけど、心配な気持ちはよくわかる。

 

なぜなら私も心配性だから。

 

だからその都度

「何するんかなぁ」

「計算とかなかったらいいなぁ」

「何するんか知ってたら答えられるけど、まったく知らんから答えようがないねん。ごめんな」

 

とお返事を。


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検査中は、親は別室待機なので、実際どのような検査をしたのか、内容はわかりません。

 

本人に聞いても、説明が難しいのか、たくさんありすぎて覚えてないのか、あまりわかりませんでした。

 

わかったのは、言語療法での検査は絵を見て関係する単語を選んだりしたということ。

作業療法での検査は、定規を使って線を引く作業と、鉄棒での前回りでした。

 

結果は、IQ78でした。

 

ちなみに

 

  • 130以上→非常に優れている
  • 120~129→優れている
  • 110~119→平均の上
  • 90~109→平均
  • 80~89→平均の下
  • 70~79→境界域
  • 69以下→精神遅滞

 

だそうです。


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同じIQでも、苦手な部分はそれぞれ違うと思います。

 

ぼーは、知覚推理と、ワーキングメモリーが苦手という結果でした。逆に言語理解は高いと言うことで。

まぁ初耳の単語ばかりで専門的なこと言われても、私にはさっぱりわかりませんが、その辺は詳しい説明もしていただき、それをどう対処していけば良いのかも教えてくださいました。

 

指導内容の一部を少し書きますと、ぼーは、国語で言えば音読が苦手で、一単語ずつ区切って読むようにしか読めません。なのでとても時間がかかっていました。

 

それを相談すると、

「一回目は、どんな内容か聞いて理解するために、お母さんが読んで聞かせてもいいでしょうね。知覚処理が苦手なお子さんは、同じ行を読んでしまったり、読んでる行がわからなくなることもあったりします。下敷きなどで他の行を隠しながら読むのも良いですよ。」

 

と教えてもらいました。

 

こんな小さいことですが、『あ、私が読んであげてもいいんやー』『そんな裏技あるんやー』なんて、発見の連続。

苦手だからこそ、時間がかかっても、ちゃんと自分でやらせないと!と思っていた部分があったので、肩の荷が下りた感じでした(๑´ڡ`๑)

 

「夏休みの宿題も、担任の先生に相談して、本当に大事な基礎だけを徹底的に学習する内容に変えてもらったらどうでしょう」

と提案していただきました。

そんなことが許されるの~?

 

ありがたい事に、診断結果を提出すると同時に、この事を担任の先生に相談すると、理解を示してくださり、夏休みの宿題は、みんなとは違う、基礎問題集にしてくだることになりました(。>﹏<。)

 

なおかつ、クラスのみんなにはわからないように、同じ表紙にして中身だけを差し替えてくださるとこに(*˘︶˘*).。.:*♡


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実はひっそりと、他の子と違う宿題になったら、本人が気にするかな?誰かに突っ込まれるかな?なんて気がかりだったので、このご配慮がとても嬉しかった(>ω<)

 

当時の担任の先生は、個人的に境界知能について調べても下さいました。

教育に携わっている先生とはいえ、発達障がいの知識がある先生は、残念ながら少ないです。それも仕方ないことだと思います。なので、この先生が個人的に知識を深めようとして下さったのが、親として本当に有り難かった(。ŏ﹏ŏ) 

 

 

この時に受けた診断結果は、コピーして学校に提出して、学年が上がっても担任から担任に引き継いでもらうことにしました。

 

そしてドクターからの方針としては、続いて療育を受ける必要はなく、勉強方法に行き詰まったら、いつでもご相談くださいとのことでした。

 

目からウロコ、耳に新しい指導法が知れるって、こんなに安心できるんだー٩(๑´3`๑)۶

 

駆け込み寺ができた私と、任務が終わったぼー、足取り軽やかにファミレスへと向かったのでありましたლ(´ڡ`ლ)

 

 

その後、中1の10月に二度目の検査を受けました。IQは74(さがってる(;_;))でした。

苦手な分野も得意な分野も変わらずでした。

 

 

その時の臨床心理士の先生曰く、このくらいのIQだと、ぎりぎり自分と他者を比べることができるそうで。

 

妙に納得。

 

中学に入って、自分の成績が全体のどの辺なのかを初めて知ったぼー

最近は、自分と同じような点を取っているクラスメイトの話をよく出すようになってたもんな。なんか感じてるんやろなー。

 

 

ともかくですね、私の基本方針はこれに決まり。

 

ぼーができない事を数えたらキリがないんだ

できないことはしかたないんだ

できることを褒めちぎるんだ

 

 

 

これって結構大事なことで、

発達障がいの息子だけに限ったことじゃないのよね。

どんな子どもを育てるのも、この基本方針でやれば、親のイライラは軽減されるんだーっと気付いたのは、なんとなんとなななんと!この時から三・年・後・でした。

ぼーが理解に時間かかるのは、完全にあたすの遺伝子です笑

 

 

 

 子どもの自尊心を育てましょう

子どもは褒めて育てましょう

 

 

子育て講演会やテレビ番組でどんだけーーー(古い)なほど聞きました。

 

自尊心?は?

褒める?どこを?

わかった、わかった。

じゃあとりあえず、私の自尊心育ててくれ。

私の事を褒めてくれ。

 

 

やさぐれ母さんは思ってましたよ。そんな時期があったのよ。

誰でもあるでしょ?仲間でしょ?

 

ぼーとの出会いは私を大きく揺さぶり、大きく育ててくれました。

今のところ特性はみられない、長男と末っ子娘を育てる上でも共通する大事なことを教わりました。

 

次回は、その基本方針が三年後に確立したきっかけの話を書きましょう。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

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