里親の最大の問題は、愛着障害の子どもとの関係作り

愛着障害

里子ラブリン4才㊚ 委託4ヶ月弱

我が家の里子くんの難しいところ

この4ヶ月弱、ラブリンの事を話し合わなかった日は一日たりともありません。

  •  本日の困ったこと
  • 彼の言動の心理とは
  • どうやって対応すれば良いか

昨日のお題は

【ラブリンの何が一番しんどいのか】

 

これまでも、何度も話したお題です。

 

衝動が抑えられない

約束が守れない

自分に都合がいい言葉しか耳に入らないので、こちらのお説教は聞く耳を持たない

 

挙げればキリがないんですが

 

ひっくるめて、すごく簡単な言葉で言うと

 

《自己中心的》

 

 

なんです。

 

 

「何言ってるのよ。子どもって自己中なものよ。自己中じゃない方が危険よ。実子さん、さぞかし親の言いなりだったのねぇ。」

 

と思いましたか???

 

 

実子3人を育てて、一通り反抗期は経験しましたし、基本子どもって言うこと聞かないし、自己中やなって思いますよ。

 

ただ、彼はその反抗の質が違うというか、レベルが違うというか。

 

 具体例

例えば声のボリューム。

 

いつも首に筋を立てるほど大きな声で喋る。

 

大げさではなく、耳も頭も痛くなるほどデカイ。

 

そしてこれが全然直らない。

 

ちなみに難聴とかではありません。

 

声の大きさを注意すると

 

「えー、だってラブリン元気だもん」

 

と言って、やめる気がない。

 

 

私がパソコンでお仕事してる時に、膝の上や背後によじ登ってくる。

 

「今お仕事してるからやめてね」

 

と言うと

 

「えー、ラブリンのこと抱っこしてよぉ!」

と癇癪起こす。

 

 一瞬我慢する時もある。

 でも本当に一瞬。

 

こんなやり取りの連続で、ほんとーーーに疲れるのです。

 

 

なんで?

 

なんでわかってくれないの??

 

 

こちらの都合や気持ちは、まったくおかまいなし。

 

対応を見直す 

このやり取りを、夫婦で更に掘り下げてみた。

 

 

私たちは、まず我が家のルールを守らせようとする。

これはしつけです。

 

 対するラブリンは

【ありのままの自分】を受け入れてもらおうとする。

 

譲らない両者って感じ。

しんどすぎて、以前自分が書いたことすら忘れていた過去記事↓

 鶏が先か卵が先か、的な

生まれてすぐのあかちゃんは、まさにボスベイビーで、主導権は赤ちゃんにある。

 

自分で何もできないから仕方ないけど、すべて赤ちゃんの要求を満たすために、こちらが合わせますね。

ここで親子の愛着も形成されます。

 

 

「この親は自分を見捨てないな」

 

なんて親に対して思った記憶はないけど、肌で感じるんでしょうね。

この時期に、愛着だけでなく、信頼関係も作られるんでしょう。

 

 だから、1歳、2歳と大きくなるにつれ、親の言う事(ルール)も聞き入れるようになる。

 

もちろん、1歳、2歳と大きくなったラブリンですから、その経験もしてきたはず。

 

だけど、私たちとはその経験を積んでないんです。

 

新たに始まった私たちとの縦の関係で、ボスベイビーの時期を経験しないと、飛び級なんてできないのかもしれない…。

 

「はじめまして愛しています」

 

というドラマがありました。

 

その中で、里子の試し行動は、叱らずにすべて許して受け止めてあげてください。

 

という指導を、児相だか施設だかがしていました。

 

 

そんなこと、誰ができるのよ。

 と思います。

 

だけど、もしかしたら、それが愛着形成する最短ルートなのかもしれません。

 時間がかかってもいいから、お互いに妥協点をみつけながら関係を作っていくか。

 

険しくても、すべてを受け入れて最短ルートを通るか。

 

 

どちらにしても、エネルギーはいります。

 

私なんかは、しんどいの嫌だから、省エネコースを選びたい😃

そんなコースないけど😖

 

 

愛着障害、恐るべし。

 

 

 です。

 

コメント

  1. kobatokoba より:

    自閉症育てに通じますね。

  2. wapeko より:

    id:kobatokobaさん
    コメントありがとうございます。
    そうですね。同じ部分はあると思います。
    生まれた時から接しているから、無条件に受け入れることも自然にできますが、ベースがないところに、「無条件で受け止めて!」という要求は、非常に難題です。

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