【Let’s! 養育里親 その3~基礎研修実習~】
養育里親 基礎研修実習
大まかな流れはこちら 養育里親とは 養育里親になる手順①
基礎研修(座学)はこちら 養育里親とは 養育里親になる手順 ②
続きまして実習の話
実習の日程は、基礎研修の講義の最後にお知らせがありました。
研修の日の約一ヶ月後でした。
あいにく夫はお仕事の都合がつかなかったので、その日は私一人で参加しました。
指定された養護施設にお邪魔して、施設見学をさせていただきました。
とっても綺麗で施設と言うより大きいお家といった感じ。
以前はお風呂も大浴場だったそうですが、より家庭と同じようにするために、家庭サイズのお風呂に替えたそうです。
そして施設のスタッフさんも、以前は服を着たまま子どもをお風呂に入れていたそうですが、委託後の子どもが里親さんと裸同士でお風呂に入ることができなかったことがあったそうで、施設でもスタッフさんと一緒に入ることにしていると聞きました。
細かい配慮が、すべて委託後の子どもができるだけスムーズに家庭生活に馴染むためのものなんだな~と感じました。
そして一番驚いたこと。
それは
ママ、パパ、という概念がない子がいる
ということ。
ママってなに?ということです。
そんな子は、同じ施設のお友だちに面会に来るママをみて、なんとなーくわかっていくそうです。
ママ=大切な人
と
ただ、それがわかっても、その子にとっての大切な人が、会いに来てくれないって
どんなに切ないことなんだろう・・・と
思わずにおれませんでした。
もちろん、行きたくても行けない実親さんもおられるとは思いますが。
見学と同時に、入所している子どもたちにも会いました。
みんなとても笑顔が素敵な明るい子たちでした
見学していて思ったのが、部屋(個室)がとっても片付いてる!!
そこでこっそりスタッフさんに言いました
「いつもこんなに綺麗なんですか?うちの子どもの部屋なんかひどいもんで、もしうちに来てもらったら、せっかくきちんとしつけてくださってるのに、それができない子になってしまうかもしれません・・・」
すると
「きっちりできるのがすべて良いとは限らないんですよ。一般家庭だと、子ども部屋が散らかってるなんて当たり前ですから。ここでは委託されても恥ずかしくないように、なるべくきっちりするように指導しますが、そんなにきっちりできないのが普通ですもんね」
と言ってくださいました。
なるほど~
施設としては将来のためにきっちり育てる
でも普通の家庭のような緩さも大事
普通の定義は家庭によりけりですが、この言葉はおおざっぱな私にはとても安心できるものでした。
ひとつひとつが、とっても勉強になった一日でした。
さて、次は登録前研修ですよ~
コメント