ようこそおいでくださいました。
娘に雑魚キャラとあだ名を付けられた
wapeko( @wapekopeko)でございます。
雑魚キャラでも、実子と里子を育てていますw
こちらのブログは、悩み苦しむ里親さんが、孤独にならないように
また、養育里親を目指している方の参考になれば良いなという想いでつづっております。

ルールというほどのことではないけど、ちょっとした事も身に付かないんです。
例えば、食事のマナーや、毎日やる決まり事とか。毎日同じことを注意しないといけないし、声を掛ければ癇癪を起こす・・・。正直疲れます。

毎日、毎回これだけ言えば、さすがに覚えるっしょ?と思いますが、なかなかどうして、我が家の里子ちゃんも、3年経っても身に付かない事があります。
最近の我が家の実験のお話をさせてもらいますね!
知らず知らずに取り入れていたトークンエコノミー法
トークンエコノミー法とは、「トークン=ご褒美」を活用して、子供の好ましい行動を自発的に引き出す心理学の行動療法です。 処置を自発的に頑張れたら「褒める」というトークンを与えることによって、頑張ったら良いことがあるという体験を増やします。
育児経験がある方は、子どものトイレトレーニングで取り入れた事があるのではないでしょうか?
トイレでおしっこできたらシール貼ろうね〜!
うんちができたらお菓子食べようね〜!
ってやつです。
2、3歳の子どもって、なんであんなにシール好きなんでしょうね(きゃわわ❤️)
子はシールのために頑張り
親は子どもがトイレに誘ってくれては喜び勇んで着いて行き
用を足せば、大拍手に熱い抱擁。
ほめておだてて次につなげる。
育児雑誌をヒントにやった記憶がありますが、トークンエコノミー法だったんですね。
藁をもつかむ思いでトークンエコノミー法を取り入れた過去
委託2ヶ月の時の話です。
あまりにも約束事を守ってくれず、実子にしてきた事では通用しなかったので、「約束守れない子ども」と検索しまくり、ヒットしたのが、トークンエコノミー法でした。
ちなみに、実子に対しては、この約束事(ルールやマナー)を守る必要性を説明し、言って聞かせていました。すぐに理解できなくても、数回言えば身についていました。
委託2ヶ月で試みた時の話は過去記事↓


委託当初に挑んだトークンエコノミー法の敗因は、ひとえに『愛着関係構築不足』だと感じます。
土台となる愛着関係が築けている場合には有効なシステムですが、そうでない場合は、とにかくご褒美どころでは効果はないと思います。
里親の最大の課題 過去記事↓

しつこい私のトークンリベンジ編
何気なくテレビを観ていたら、興味深いドキュメンタリーをやっていました。
それは『日本で初めての行動分析学による共生の幼稚園 サムエル幼稚園』を取り上げたものでした。
矯正ではなく、共生ってワードが本当に素敵♪
内容を観ていてまず思ったのが、
『試行錯誤してきたけど、間違ってなかったやん❤️』
自画自賛。
サムエル幼稚園では、子どもたちそれぞれの木(色紙で作った木で、壁に貼られていました)に、自発的に良いことをしたら、丸いシールを貼り、木に実が実っていくシステムが導入されていて、とっても素敵だと思いました。
視覚優位のラブリンにピッタリ♪( ´θ`)
番組を観て、早速サムエル幼稚園奥田健次先生の本を読み、ラブリンに合うように、オリジナルトークンエコノミー法にチャレンジしようと奮い立ったのです。
今度こそルールを守れる子になってもらうんだから!
家にあった色紙にチョキチョキ
サイズはA4です。
トークン(ご褒美)を獲得するためのルール
身につけてほしい生活習慣を改めて確認。
ラブリンの場合は
顔を洗う
う○ちがティッシュに付かなくなるまで拭く
など。
✅課題の生活習慣ができたら黄色いシールを貼る
褒められたことを視覚で確認できるように
✅自発的にお手伝いができたら、ピンクのシールを貼る
トークン(ご褒美)の設定
まず、本人がやる気になるご褒美でないと、意味がありません。
ラブリンは、食べることが大好きなので、木が実でいっぱいになったら、
『好きなお菓子を買いに行ける』
に設定し、本人もやる気満々でした。
初日から猛スピードでシールを貼ることができ、私も声をかける回数が激減して、ストレスフリ〜🥹
開始3日目の効果↓
まさかの大失速。飽きた?忘れてる?何が原因!?
この調子だと、木がいっぱいになるのも時間の問題かと思っていたのに
5日目にして大失速・・・。
なーーーーーぜーーーーーー???
ぽくぽくぽくぽくチーーーーーーーン
トークンの設定ミス!!!!!!
我が家は私が買ってきたおやつを与えるので、一緒におやつを買いに行って選ぶというのは、お出かけした時しかありません。
なので、それがトークン(ご褒美)になると思っていたのです。
しかし!!
目標達成しなくても、(私が用意した)何かしらのおやつは毎日もらえるわけで。
そりゃ〜アカンわ。
と気づいたわけです。
トークン(ご褒美)再設定
トークンがトークンになっていなかったことに気付いたものの、ここで私の本音が邪魔をし始めました。
『そもそも顔洗うとか、お尻拭くとか、当たり前じゃね〜のか?なぜそんな事でご褒美もらうんだ!? 当たり前の事してお菓子もらえるだけですごいのに、なんでご褒美のレベルアップしなあかんの!?』
自分で始めた企画なのに、私の中の『当たり前』が見え隠れします・・・。
この3年、こんな葛藤ばかりでした。
気を取り直して、トークンを考えます。
ラブリンはゲームが好き。
でも、私たちの目を盗んで、約束の時間意外にゲームをしていたことで、現在ゲーム禁止になっています。
そのゲームができる権をトークンに再設定しました。
ラブリン大興奮。
そしてまた木に実がつき始めました。
やれやれ、手がかかる子・・・😅
何やら外野も賑々しくなっています。
トークンエコノミー法の成果と、改善点
【成果】
トークン再設定してから、やる気は上がったものの、ラブリンは、忘れっぽく、さらに自分がやりたいことを優先してしまう属性の子なので、まだ達成はしていません。
しかし、こちらがその都度注意する回数が格段に減った事は、お互いにとって良いことだと思います。
【改善点】
どの状態をいっぱいとみなすのか、はっきりとしないので、次は木にマス目を描こうと思います。
生活習慣が身に付いたら、お手伝いのピンクシールだけにしていく予定です。
トークンがなくなると、きっと身に付いたはずの生活習慣が、また出来なくなる(やらなくなる)だろうなという事も、織り込み済み😅
奥田先生の本に、『子どもを低く見積もる』と書かれていて、とても共感しました。
期待し過ぎて勝手に落胆した事山の如しだったのでw
私もだいぶ成長しました😂
我が家のチャレンジ企画の話でした。
参考になれば嬉しいです😆
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