教えて!愛着障害の治し方。

愛着障害

ようこそおいでくださいました。

娘に雑魚キャラとあだ名を付けられた

wapeko( @wapekopeko)でございます。

雑魚キャラでも、実子と里子を育てていますw

こちらのブログは、悩み苦しむ里親さんが、孤独にならないように

また、養育里親を目指している方の参考になれば良いなという想いでつづっております。

 

 

 

里親さん
里親さん

愛着障害って、症状の出かたが色々だから、対応が難しいですね。

wapeko
wapeko

そうですよね。

人と距離を置く抑制型と、人との距離感が近すぎる脱抑制型とでは、真逆ですもんね。

先日、『やさしくわかる愛着障害』の筆者、和歌山大学の米澤好史先生の講義を受けたので、私なりにまとめてみますね。

愛着障害とは

特定の人(多くは親)と結ぶ情緒的な絆

形成不十分、または崩壊している状態を愛着障害といいます。

発達障害は脳機能の障害ですが、愛着障害は、関係性の障害です。

 

wapeko
wapeko

ちなみに関係性の障害なので、親子であっても、親だけ、こどもだけというように、どちらか一方に問題があるわけではありません。

どうか、自分を責めないでネ♪

 

 

愛着障害と発達障害は、専門家でも見分けが難しいと言われています。

【多動】を例にすると

ADHDの場合は、脳機能の問題なので、常に多動。

愛着障害の場合は、関係性の問題なので、ムラがある。

簡単な見極めは、常にか、日によって違うかだそうですよ。

 

 

子どもの『不適切な行動』の起因が、愛着障害なのか、発達障害なのかによって対応は変わります。

両方持ち合わせている場合、(里)親、支援する側は、超ウルトラハイパーメガトン級に大変なのです。

愛着障害克服のための3つの基地

愛着障害について検索したことがある方にとっては、『みなまで言うな』な3つの基地。

  1. 安心基地
  2. 安全基地
  3. 探索基地

この三種の神器ならぬ、三種の基地を得ることが、夢にまでみた、愛着障害克服のゴーーーーール!!となります。

 

安心基地になるってどういうこと!?

この人と一緒にいたいな

この人といるとホッとするな

この人といると良い気持ちになるな

というように、ポジティブな感情を持ってもらえる存在になったら、安心基地になったサ・イ・ン♪

 

 

叱られたり、注意ばかりされると、まずこの段階でつまづきますね・・・。

恥ずかしながらわが家、ここで2年近くつまづきました・・・。

安全基地になるってどういうこと!?

怖い・不安・腹が立つ・悔しい・寂しい

など、ネガティブな感情から、守ってくれる存在になったら、安全基地になったサ・イ・ン♪

 

愛着障害の子どもが、痛みに鈍感なのは安全基地がないからなのでしょうね。

わが家のラブリンも、ズリズリに擦りむくようなケガをしても泣きませんでした。

↓過去記事

探索基地になるってどういうこと!?

これが最後の基地。

安心・安全機能が確立されていることが必要です。

この安心・安全基地から離れても大丈夫と思えること、さらに、ちゃんとこの基地に戻ってこれること。それが探索基地になったサ・イ・ン♪

え、なんかわかったような、わからんような・・・な表現ですよねw

ベースキャンプを思い浮かべてください。

 

 

ここに戻れば、食糧もある、身の安全も確保されるというのがベースキャンプ。

 

ベースキャンプさえ見失わなければ、安心して探索や冒険に出ることができます。

 

ベースキャンプ=探索基地ということです。

 

ベースキャンプから離れ、そこで自分の身に起きたよかったこと、嫌だったことを、ベースキャンプに戻ってきてから共有し、認めてもらうこと。

この人に聞いてもらいたいと感じてもらうこと。

それこそが、探索基地にのぼり詰めた証なのです。

 

探索基地の機能が働いていると、良かった出来事は、報告して共感してもらうことで、更にポジティブな感情がアップ!

ネガティブな感情は減少し、感情をコントロールできるようになるそうです。

現に、ラブリンにとって、まだ安心・安全基地になっていない時、幼稚園でイラついた彼は、感情がコントロールできずに、他害に走りました。

 

 

何度お友だち親子に頭を下げたかわかりません・・・。

 

行きつ戻りつ

じわりじわりと愛着関係ができてきたように思います。

 


 

 

実子とは生まれる前からのお付き合いなので、この三種の基地はうまく機能しているようです。

 

先日、買い物に行って帰宅した実子次男(通称ぼー君)が、帰るやいなや

「めっちゃいい買い物してん!!」

 

と言って、戦利品をお披露目してくれました。

 

 

ここで「お〜、いいや〜ん。オシャレやな〜」

となったわけですが、これこそが探索基地ですね。

良かったことを報告して共感してもらう。

 

「なんやその服・・・」

 

と言われたもんなら、次はお披露目してくれないでしょう。

 

また、実子娘(通称はげしい山)の話ですが、多感な年齢になり、家に帰るやいなや、学校でムカついた話を延々とするわけです。

これがなかなかに聞く側もエネルギーが必要でね・・・。

夕飯の準備や片付けなどをしながら聞くわけで、生返事になることもしばしば。

 

ですが、ある時娘が言った言葉が忘れられません。

 

「めっっっっちゃムカついてんけどな、この話帰ったらお母さんに聞いてもらおう!帰ってすぐ言おう!と思って我慢してきてん!!」

 

ま・さ・に

 

ネガティブな気持ちを減少させる、探索基地機能〜!

 

『お母さんに、ぶちまけてやるんだから!!!』

 

という気持ちで、その場を収めることができたんですね♪

 

よかった、よかった♪

 

まとめと愚痴w

愛着障害の対応は、安心・安全・探索基地になることです。

ですが!!!

一つ目の安心基地になることすら、わが家では簡単なことではありませんでした。

なぜなら、注意することばかり起きてきたから。

試し行動はすべて受け入れましょう。そのうち収まります!?

へ!!??

ですよ。

 

不適切な行動を起こさない子なら、すんなりいったはずなんです。

里子に責任はなくて、そこまでの背景がそうさせるのはわかってる。

だけどこちらも人間でね、感情があるわけです。

 

行動と存在を分けて考えてください

 

と里親になる前の研修で習いました。

 

悪いことをするけど、悪い子じゃない

 

ってことです。

 

言うのは簡単なのよ。

 

 

愛着障害克服のための、方向も道順もわかってる。

 

だけど

気持ちが

心が

ついてきてくれないの・・・。

 

ここが苦労するところなんです。

 

やれ、愛情欲求エスカレートだ

やれ先手支援だと細かい対応はもっとあるんです。

 

その辺はまた書かせていただきたいと思っています。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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