【次男逃亡事件】
学習障がいは、発達障がいの一種。
次男はその学習障がいのボーダーライン(境界知能)
グレーゾーンとも言われる。
ここで息子スペック⇩
2005年生まれ O型 次男坊
次男坊の特典である要領の良さは、残念ながら持ち合わせていない。
我が家では不動の天然愛されキャラ
ま、えーやろ!が口癖になりつつある面倒くさがりではあるが、優しさ満点の結構いい奴。
次男坊なので、通称「ぼー」にしよう。
ぼーが学習障がいのボーダーライン(境界知能)だと正式にわかったのは小4の時。
あれ?と思ったのは小1の一学期末の個人懇談で先生に見せられた国語のテスト(0点)\(◎o◎)/!
ぼーは小さいころから天然発言が多く、ネタに尽きない和ませ担当だった。それは今も変わりはない。
小さい頃から、文字に興味がなく、簡単な数のクイズも好まなかった。
なので、勉強ができるタイプじゃないことはわかっていた。
でも、一年生で早速0点を取るほどできないとも思っていなかった(¯―¯٥)
一年生の足し算で、答えが10以上になる計算は、全て1と書いていた。
担任の先生に
「息子は学習障がいですかね?」
と聞くと
「そうではないと思うよ。授業の準備もちゃんとできるし。でも、ずっと、努力はいる子かな。」
と言われた。
その頃の私は、学習障がいという名前だけは知っていたけど、詳しくは知らない状態だった。
なので、その言葉をそのまま受け取った。
その時の担任の先生は、かなりのベテラン先生だったので、今思えば先生も学習障がいに詳しくなかったと思われる。
二年生の頃、「死にたい」とつぶやくことがあった。
なんでなん?と聞くと 「嫌やから」とか「勉強めんどくさい」と。
「そっかー、死にたくなるほど勉強嫌なんやなぁ」とだけ返していた。
言葉の重みとは裏腹に、言った後は普通にしていたので、私もそこまで気にしていなかった。
ある日、買い物から帰ると、玄関先に息を切らした担任の先生がいた。
「あの…電話したんですけど…繋がらなくって…。ぼーくん帰ってませんか??」
「え、すみません!どうかしましたか?」
「最近ずっと宿題が出てないから、『ちょっと残って先生と一緒にしよか~』って言って、職員室に少し用があったので、『待っといてな』と言ったのに、戻ったらいなくなってて。職員で学校中探したんですけど・・・」
「え!すみません!」
靴を確認すると、まだ帰っていない。
「すみません。毎日宿題は?って聞いても、ないって言うから、ずっと宿題出てないんやと思ってました!そう言えば最近、よく死にたいって言ってました。たぶん後ろめたさがあったんやと思います・・・」
何の気なしに話したエピソードでしたが、先生は「えーーー!死にたい!?」と大慌て
(@_@;)
「もう一回通学路探します!!!」
ということで、私と夫も家の周りを探すことに。
見つけたら、冷静に、しっかり話をしよう。怒らない。取り乱さない。落ち着け私。
すぐに発見。どこで見つけたのか、風船を蹴りながら、通学路とは違う道をとぼとぼ歩いている。
落ち着け、私。冷静に!冷静に!!!!
「ぼーーー!」
やっぱり予定より大きい声が出てしまった・・・。
振り向いたぼー、スピードアップして私を巻こうとした(+o+)
待てーーーーーーーーーーーーーい!!!!
冷静に、静かに諭そうと計画していたが、予定変更!!!!!
ひっとらえて、逃げたことへの怒りと、先生に心配かけた怒りと、無事に見つかったことの安心で、母号泣嗚咽(T_T)
「何やってんのー!もう!な・・に!やっ・・・て・・・んのぉぉぉ!」
とにかくすぐに先生にみつかったことを知らせた。
「なんで勝手に帰ったんや。先生学校中探してもみつからないから、すっごく心配して、ここまで探しに来てくれたんよ!」
「え、もう帰っていいと思ったから」
「じゃあなんで違う道から帰ってきたんよ!」
「家の近くに先生いたから・・・」
「それって悪いことしたってわかってるから逃げたんやろ?」
「うーん・・・」
宿題ないとか、帰っていいと思ったとか、とにかくごまかそうとする事が許せなかった<(`^´)>
さすがにぼーもしゅんとなっていると、ピンポーーンっと先生が。
ぼー:『怒られる・・・』
私:『先生、ガツンと言ってやってくだせー!』
ところがベテランは違った。
ぼーをギューッと抱きしめて
「いやぁ、ぼーくん、心配したでーーーー!無事で良かったわーーー!」
これには親子してあっけにとられた。
ぼーは安心してすっかり笑顔(^-^)
しばらく話をして、宿題はちゃんと出すと指きり。
「監督不行き届きですみません。ご心配をおかけしました」と謝り、脱走事件は終わり。
この一件から今日まで、ぼーは一度も死にたいと言っていません。
ただ、ごまかそうとするのは、今もちょいちょいありますがね・・・(・_・;)
まぁ、ぼーの勉強に関しては、語りきれないほど色々ありましたわー。
今となっては良い思い出。
そしてよく思うことは
全部全部、早く過去のいい思い出になってくれーーー!
ってこと。
ボーダーラインと診断されるまでは、とってもしんどかった(。ŏ﹏ŏ)
中学に入って、勉強は更に難しくなって、テスト前は地獄のような日々だけど、診断される前よりしんどくない。
それは私の捉え方が大きく変わったから。
その辺の話はまた次回に。
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